オカルトとは「隠されたもの」を示し、巻物はその時代の隠された知識や文化を保護しています。これは普遍的秩序の中で、人間がどのような意味を持っているのか、どんな元型的な力をやパターンを持っているのかを示す知識です。
28度の禿げ頭の男は長い間挑戦されていなかったものに容赦なく立ち向かいました。その革命の後、人間の元型的な力との接触を求め、それに合わせて再調整を行わなければ、単に壊したものを表面だけ変えて再現させてしまうかもしれません。根源的な啓示の発見によって、自分たちの文化をより深いレベルで保存し永続させようという試みが行われています。
タロット対応を見るとここはペンタ10/ワンド6。完成された社会のために、熱意や評価の交換が行われています。「やってやれ! おまえは社会の役に立つ!」と煽る自己啓発本のような印象も(原文のシンボル名、今回は「心を照らす」と訳しましたが「啓発」や「啓蒙」と訳すこともできます)。禿げ頭のワンド5でぶつけられた異質な熱意が、ここでは評価しあえるものになっています。
スプレッド
1.探究者
2.巻物
探究者は、人間の普遍的秩序を目指して再調整をする努力を示します。
巻物がその人間の普遍的秩序です。
リーディング結果
1.探究者:ソードクイーン
2.巻物:ソードペイジ逆
知的な姿勢の探究者。乙女座のワークでソードクイーンは初めて出ましたが、よく見ると相当乙女座っぽいイメージの人物・・・。
巻物はソードページ逆、ソードクイーンに比べると格下のコートカードで、しかも逆位置です。古代の巻物を読みながら「ここ間違ってる! ちゃんとしなさい!」とミスを指摘することで、心が照らされていく校正者のような探究者。
みなさんのカード
今回は不思議な流れが多かったので、度数ごとじゃなくてやってくださった方ごとに並べてみます。
まゆさんの連続するペンタ3! 要人の死によって残されたものがきちんと受け継がれている。
吉田さんの月〜月逆〜世界という流れ! 無意識の意識化と統合。
ミカさんもありがとうございました!
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。
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