乙女座28度「権力をつかんだ禿げ頭の男」

禿げ頭の男は、廃れかけた秩序や文化のパターンに容赦なく挑戦する人物です。例えそれが洗練され美しいものであっても、これまで何からも挑戦されず動きのない構造にはカタルシス的な変化を起こすべき、という意志と個性の力です。仲間を無視したり災いをもたらしたりすることが求められている訳ではありませんが、より豊かで楽しい生活の機会のためにはそうであることも厭わない、厳格な自己統御と他者のコントロールがあります。

27度では文化を永続のために貴族の女性たちが伝統を引き継いでいましたが、28度ではもしそれが動きのない退屈なものになってしまなら個性の力をぶつけて構造を変えよう、という力が働いています。

スプレッド

1.禿げ頭の男

このカードは、長い間挑戦されていないものに容赦なく挑戦する個性と意志の力を示します。

リーディング結果

1.禿げ頭の男:ペンタ9逆

反社会発展的な個性と意志の力で、長い間挑戦されていない発展的な社会へ挑む。ペンタ9静的な訳ではなく、発展的な動きを持っていますが、その発展的な動き自体が固定されてしまって「豊かになること」という価値観自体が動きのないものになっている。その価値観への挑戦。


サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。


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