ここには集団努力と競争の刺激が描かれています。レースでは一番乗りが目指されていますが、各選手は競争からの刺激によって自分のスキルを高めるトレーニングをしたり、その競争を楽しんだりします。うまく泳ぐためには身体のそれぞれの部位をコントロールする必要があり、そうできなければ手も足もバラバラに動いて泳げなくなります。競争は各個人が能力を磨く刺激になり、同時に集団全体がより高い目標に向かって発展していくための励み合いにもなっています。
16度からの流れでは「隠されていたものと対面→解放」の繰り返しが起きているようです。16度オランウータンで原始的な力と対面、17度火山で抑圧されていたものの解放。18度ウィジャ盤で抑え込まれていた潜在意識と対面し、19度では競争心が解放されています。
16度や17度の対面と解放は生々しいものですが、18、19度ではもう少し洗練された形でそれが行われているようです。19度は17度の爆発力を、競争原理の中でより発展的に使えるようになっています。
スプレッド
1.水泳競争
このカードは、個性やスキルを完成させたり楽しんだりするときの競争の刺激を表します。
リーディング結果
1.水泳競争:ペンタクル9
経済的・社会的発展のための競争による刺激によって、個性やスキルを完成させたり楽しんだりしている。
実は360のサビアンシンボルとタロットの対応を考えたのですが、
今回のカードはこの度数に対応する1枚がそのまま登場したようです(この対応についてはそのうち記事にまとめたいと思います)。
みなさんのカード
16度
17度
14度
15度
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。
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