高次の創造的な心を発達させる特別な可能性、その発達に好意的な社会環境。その並外れた能力で「遊んでいる」子供たち。意識的な対人関係の交流で、精神的進化の可能性が喚起されます。ジョーンズは「素朴さ」、ルディアは「未来志向の成長」というキーワードを当てています。
スプレッド
1.子供たち
2.砂山
子供たちは、未来志向の成長を示します。
砂山は、より高次な創造的な心の発達です。
リーディング結果
1.子供たち:ペンタ8逆
2.砂山:ソードナイト
ペンタ8逆の子供たち、物質的な結晶化から解放されることによって未来に向けて成長する。過去からのガチガチに固められた環境からの離脱。
ソードナイトの砂山、知的な想像力の発達。考える心。
砂山はすぐ壊して遊べる、物質的には脆弱なもの、だからこそ考える想像力が発達する!
タロット対応
この度数のタロット対応は、カップ6(目的)/ワンド4(手段)。ドデカテモリーは牡羊座です。
目的となるのは引き続きカップ6、感情・共感・感受性の相互交流。
その手段となるのはワンド4です。ワンドは情熱、意欲、個人の尊厳や価値。4は安定化、秩序やパターンの数字です。ワンド3は未経験のものに向けた情熱・冒険心でしたが、4ではすでに経験されたものにも継続的に熱意を注ぐことができます。絵のイメージで見ると、4本の柱はお祭りのときだけ立てられ、終わったら取り壊される。でも次のお祭が来れば、前と同じ熱意で柱が立てられる。これは砂山を壊して遊ぶ子供たちのイメージともつながります。
こうしたことはカップ6の感情交流のために起こります。安定した熱意、繰り返される情熱の継続によって、心の交流を生み出そうとする度数。
この度数に太陽を持つ人物
ドキュメンタリー映画監督 モーガン・スパーロック
肥満の蔓延がファーストフードによるものかを確かめるために、30日間マクドナルドだけを食べ続ける実験をし、ドキュメンタリー映画にしました。14度で紹介した映画「卒業」が人生で一回きりの大冒険だったのに対し、こちらは同じことを継続して繰り返す熱意、という点がワンド4的と言えそうです。
みなさんのカード
本日もトライありがとうございました!
12度
13度
14度
8度
サビアンシンボルにタロットを使って二つのアプローチをしています。一つはサビアンのイメージからスプレッドを作り、カードを引いてリーディングしてみること。これは「その度数におけるその人の発達状態」を読み解く取り組みです。もう一つは度数に対応するカードからサビアンを考察してみることです(対応表はこちら)。
参考:サビアン研究会、Dane Rudhyar「An Astrological Mandala」、「The Astrology of Personality」、Marc Edmund Jones「The Sabian Symbol In Astrology」、アンソニー・ルイス「完全版タロット事典」