逆さに進む大アルカナ、タロットを引く人の受動的立場/能動的立場、絵を描いてカードを引くワーク。
逆さに進む大アルカナ
●twitterでやっていた「逆さに進む大アルカナ」が完結したため、記事にまとめようと加筆修正しています。この試みは大アルカナを世界から愚者へ逆に進めたらどんなストーリーになるのかをイラスト付きで追いかけていったもの。
加筆は、各カードの説明追加と、数秘的な仲間となる別のカードとの関連性について(例えば15番悪魔なら、5番教皇や1+5=6番恋人たち)。半分くらいできたのですが、substackのエディタに「メールで送るには長すぎるでしょ!」と怒られたので、2〜3回に分けて公開するかもしれません。もしかしたら記事よりもなにか小冊子とかにした方がいいのかも。書き終わってから考えます。
タロットを引く人の受動的立場/能動的立場
タロットを引く人の受動的立場を考えさせることがいくつか起きました。基本的にはタロットは「メッセージを与えてくれるもの」として扱われています。そのためカードを引く人は「私はそれを受け取る側だ」という意識があると思います。
先日「新月の問い満月の答え」のワークをやってくださっている方からメッセージをいただきました。このワークは「引いたカードが自分への質問をしているとしたら、どんな問いかけになるか」を考えるもの。このワークにしんどさを感じてやめようと思っていたけど、そのしんどさについて理解ができた、というお話しです。
魔術師が出てくれてわかったもうひとつのギフトが、これまで(まだ始めたばかりですが)このワークに対して、自分の立ち位置にまでも主体性が欠けていたことを教えてくれたことです。
カードが問いを『与えてくれて』なおかつ答えも『与えてくれる』オラクルみたいに勘違いしてたと思います。
だからTAZNさんからの「現時点ではどう?」と聞かれたり「こんな問いもありかもね」と言われたときに「えっと…」と口ごもってしまうし、自分が『カードから問いを立てる』という主体的なアクションに消極的だったこと、そのくせマジメなので満月までずーっと、新月にひいた1枚について考え続けている。
これにしんどさを感じたんだろうと思います。こんな人、他にいないと思うので特殊な例だと思いますが…
1回で止めてしまったらものすごくもったいない、だけどちょっと続けてみないと良さに気づけないので継続力が必要なワークかなと思います(個人的に)。
(灯音さんより)
確かに「カードから質問を考える」というのは「カードから答えをもらう」とはちょっと読み手のスタンスが変わりますね。いつもとは違う筋肉を使うワークなので、主体的アクションが必要なのはそのとおりなのだと思います(継続によってこの発見があったことは素晴らしい!)
絵を描いてカードを引くワーク
もう一つ関連の話題。先日からお話ししている「絵を描いてカードを引く」ワークについて。絵の持つエネルギーについてカードからヒントをもらうのですが、イラストレーターさんとの作業によって「カードが絵を定義するだけではなく、絵がカードを定義してもよい。絵とカードが双方向であってよい」という発見がありました。
このワークは絵の持つ可能性をカードによって狭めてしまう危険性もありました(絵には無限の可能性があるのに、カードは78枚と限られており、絵の可能性を類型化し狭めてしまう危険)。しかし自分が絵に感じていたイメージと出たカードが一致しないように見えた場合、カードによって絵の可能性が制限・規定されるのではなく、絵に持っていたイメージによってカードを再定義してもよい訳です。
例えば「この絵はもっと広がりを持っているはずなのに」と思うようなカードが出た場合、その絵が「狭い」訳ではなく、カードの方に絵の持つ「広がり」を含めてイメージを再定義しても良い。これも「カードに対して受動的ではなく主体的でいる」ということかもしれません(イラストレーターさんも「カードから教えをもらう」みたいな気持ちでやっていた〜と教えてくれました)。
いわゆる「カードから答えをもらう」という占いの作業においても、この辺のことが関わってくるようにも思います。この辺についてはまたそのうち。
●(しかし自分は結構「カードに対して主体的でいられるかどうか」についてのワークを作れているんじゃない?と思った)
●せっかくなので自分がやった「絵にカードを引く」ワークについて一例を出しときます。これは今朝描いた絵です。
黄色のヒラヒラを振り回していたら、段々チアリーダーみたいな気分になって「ファイトー」と口に出していた。身体的な動作によって自分の意識が変化したという絵です。
絵を描いたあと「本日の占い」のカードを引くのですが、今日は節制でした。自分は絵の「身体動作が意識を変化させた」という点から節制を「身体と意識の健全な影響関係」と読むことにしました。
●で、このワークを元にさらに今考えているのは、サビアン1度1度についてカードを引くというワーク。ジョーンズが最初にサビアンを発見するためにやったように、紙片1枚に「○○座○度」と書き、裏返してそれぞれにタロットを引いてみる、というもの。いつかやってみたい。
●マイカレンダーがなかなか手元に届かない、という人もいるようで、もしかするとマイカレ掲載スプレッドを読んでいくツイキャスの日程を変更するかも。
●満月のワークの日程もtwitterアンケートだと「12/31、1/1」という結果だったのですが、「別にツイキャス見てる訳でもない通りすがりの人が適当にポチってる可能性も否めない」と思ったのでタロットサークルの方でアンケート取り直してます。
●うちにアレクサが来ました。丸っこくてかわいい。
●今日はそんな感じです。今日は、コメント欄を解放するというオプションを発見したのでやってみます。もしご感想などありましたら、ちゃんと機能が働いているかどうか確認がてらどうぞ。今日もお読みいただきありがとうございました!