巨匠の作品は過去の偉大な業績であり、それに向き合った人が自分自身を再研磨することを助けます。絵を見る人は、その3枚が示す存在の元型的な本質と、自分自身を再同一視することができます。3枚の巨匠はそのために効果的な連携をしており、また同時に過去と現在の効果的な連携も起こっています。
8度で保護されてきたのは暖炉の火でしたが、9度では過去の巨匠の絵が現在まで保護されています。インスピレーションを与える火から、実際にそのインスピレーションによって描かれ、受け継がれてきた作品がここにはあります。
スプレッド
1.巨匠
2.巨匠
3.巨匠
3枚の巨匠カードは、自分自身を再研磨する過去の偉大な業績です。3枚それぞれが互いに効果的な連携をしており、またそれを見る私たちとの過去と現在の連携も起こっています。
リーディング結果
1.巨匠:ペンタナイト逆
2.巨匠:ペンタクイーン
3.巨匠:塔
ペンタナイト逆の巨匠、へたうまの絵という印象。あんまり技術力高くないしなまけものの巨匠っぽい。
ペンタクイーンの巨匠、こちらは高い技術で誰の目からも美しいと感じられる絵のようです。
塔の巨匠、それまでの芸術的価値観を破壊したアヴァンギャルドな感じ。ベーコンみたいな印象もあります。
ペンタのコートカードが2枚、ナイトが逆位置でクイーンが正位置なので「ペンタナイトじゃなくてペンタクイーン」という強調が起きています。塔とペンタクイーンは「物事の調和と維持」「破壊」という対極の作風で、ナイト逆がその間を取り持っているというようにも感じられます。
そしてこうした3枚の巨匠を見ることにより、現在の自分自身が再研磨されています。
タロット対応
この度数のタロット対応はソード2/ペンタ3。
引き続きソード2が大目的になります。このカードはここでも「なにを鏡として自分自身を見るか」というテーマを持っているように感じます。
ペンタ3がそのための手段。巨匠の数と一致していますが、3はやはり連携によって発展をしていく数字です。物質的なもの(巨匠の作品)が連携している様子を見ることで、自分自身をもう一度意識的に見つめ直すきっかけとしています。
みなさんのカード
本日もトライありがとうございました!
7度
8度
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。
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