植物に現れたものは全て果実に隠された種子に集められ、やがてそれは新しいサイクルの基礎となります。果実はやがて腐敗しますが、それによって種が解放されるでしょう。果実は過去のものとなりますが、その全ては種の中に創造的な力として集中化されます。
1度で針に刺された蝶は完璧な形の元型となりました。それは静的なものでしたが、2度ではより動的なプロセス、再び同じ果実を実らせるその植物の元型としての種が示されています。
タロット対応で見ると、ここはソード2/ソード3。1度がソード2/ソード2という2つの2で鏡の前に立って止まっているような印象でしたが、そこにソード3が入ってくると合わせ鏡にしてさらに像が増殖していくイメージも浮かびます。
(この度数のシンボル名は「第6種族の光が第7に変わった」というバージョンもあります)
スプレッド
1.果実
2.種
果実は、過去の経験に反映された自分自身を示します。
種は、果実から解放された新しい創造の基礎です。
リーディング結果
1.果実:カップ9逆
2.種:女教皇
カップ9逆の果実、過去の失望や幻滅に反映された自分自身。
女教皇の種・・・このカードは牡羊座冒頭で特徴的な登場を繰り返したので、その後も彼女が出ると「ウワーっ!」と声を上げてしまいますが、女教皇は「種」というものの存在をよく表していると言えます。創造性の萌芽の可能性を持っているが、まだ自分からはなにも行為することはない、という点で。種から芽が出たら次の女帝のプロセスへ進んだと言えますが、女教皇の段階ではその可能性はまだ秘められているだけです。ここでは過去の幻滅の中に自分の姿を見ることによって、秘められた創造性を潜在させる種と読むことができそうです。
みなさんのカード
本日もトライありがとうございました!
天秤座1度
↑このお二人は両方とも「死」が登場していてなかなか興味深いです。
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。
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