伝書鳩は、ある場所から別の場所にメッセージを運ぶ使命を持っています。
このシンボルは21度の酔っぱらったニワトリと対照的です。ニワトリは飛べませんが、伝書鳩は飛ぶことができます。ニワトリはその限界を超えて遠くへ精神や創造性を飛ばし、伝書鳩は本来ならば声が届かない場所へ空間的な限界を超えてメッセージを届けます。
これは伝書鳩の視点で見ると「メッセージを届けるために訓練され奉仕する者」を示しますが、メッセージの受信者から見ると「必要なときに必要な知識を遠くから受信するための感受性」を示してもいます。
どちらにしろ「受け取り手」がいないとこのシンボルの意味は機能しないと言えます。ニワトリが飛ばしたものを受け取る側の存在や感受性があるのかもしれません。あるいはニワトリが無茶して精神を飛ばし、限界を超えた高みとのつながりができたので、今度は待ち受けていればその高みから鳩がメッセージを持って飛んできてくれるということかもしれません。
スプレッド
1.伝書鳩
このカードは、他の領域からのメッセージを示します。それは普通の状態では受け取れないはずの声を、限界を超えて受け止める感受性によって得られたものです。
リーディング結果
1.伝書鳩:カップ4逆
ある一定の気持ちの中に心を落ち着けさせないメッセージ。感情を揺さぶったり刺激となるもの。
自分だけの限界の中では、決められた感情の状態でいるしかないが、それを超えた場所からの心への刺激が飛んでくる。
みなさんのカード
本日もトライありがとうございます!
21度
20度
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。
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