渓谷や岩層を形作ったのは、悠久なる時の流れと元素の力です。この気が遠くなるような地質学的な時間のスケールは、一人の人間に許された時間をとても小さなものに感じさせ、畏敬の念と謙虚さを抱かせます。人により大きな視点を与えるのです。
同時に、この場所は崖や落石などによって人間に危機を与える可能性もあります。この困難は自分にとって重要なものだと受け入れ、状況が変化する度に自分自身を再発見しその力を拡大させていく必要があります。この認識によって個人は岩層のように個性を維持し、リスクの先端において安定した人格を作りだすことができるのです。
4度では動物を仕留め立派な服装をすることで自分の誇りを持ちましたが、5度は大きな自然の力への畏怖と謙遜、そしてリスクを自己拡大の機会として受け入れ大きい視野での誇りを持とうとしています。動物の命を奪う者ではなく、時間と元素が岩を形作るように自分自身やなにかを作り出していく者としてです。
1度で頭に血が上り、自分の欲望や表現を阻害するものを全力ではねのけました。2度おたふく風邪ではその熱が周囲にも感染していき、3度中年女性では流行に感染しつつ自分の欲望を圧倒的に表現するために服装で年齢の制限に反抗しました。4度では服装だけでなく自分の能力とその結果によって、また流行に左右されない伝統的技術で尊敬を勝ち取ろうとし、5度は大きな視点による謙虚さとリスクの受け入れにより誇りを持とうとしています。
スプレッド
1.岩層
これは人に畏怖の念を抱かせるものであり、同時に冒すことをいとわないリスクの先端を表しています。
リーディング結果
1.岩層:ワンドのクイーン
情熱を持ち、その熱意を育て、周囲にも伝えていこうという姿勢に畏怖の念を感じ、またそのように行動することについてリスクをいとわない。
やっと獅子座っぽいカードが出てきた印象です。
みなさんのカード
本日もトライありがとうございました!
3度
4度
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。
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