「いい年してそんな格好して」と言われてしまうような格好にあえて挑戦する人物が描かれています。年齢で人の装いを制限付けてしまうのは、社会環境が勝手に決めた基準ですが、そういうものに縛られず反抗し、自己表現を完璧にするため自分自分自身のどんな小さい修正も全て受け入れる人物です。
若々しい姿は、その時代の価値あるトレンドに深く参加したいという願望、あるいは否定されてきた青春時代を体験する権利を主張したいという欲望を示しています。
サインの3度は1度と2度の統合です。1度で頭に血が上り、自分の欲望を阻害するものを圧倒的な自己確立ではねのけました。2度おたふく風邪の流行では個人の熱が集団に拡散しました。3度では、2度のように世間の流行を受け止めそれに感染しつつ、1度のように自分の欲望を圧倒的に表現しようという個人の取り組みが行われています。
スプレッド
1.中年女性
2.若々しい服
中年女性は、生物学的・社会的基準に縛られることへの拒否です。
若々しい服は、社会のトレンド、あるいは否定されてきた青春時代の経験を示します。
リーディング結果
1.中年女性:ソード6
2.若々しい服:カップ7
ソード6の中年女性、この年代の人はこういう人とこういう話をすべし、みたいな社会的基準への抵抗。
カップ7の若々しい服、あれもこれもとコロコロ変わる感受性の高い世間の流行。あるいは若いときにあれもこれもと夢見ることができたはず、という否定された青春時代。
理知的な中年女性なのに感情の混乱も含む妄想的イメージの装い。このギャップが「あえての抵抗」と言えるのかもしれません。
みなさんのカード
本日もトライありがとうございました!
1度
2度
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。
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