マネシツグミは耳にした音を真似て鳴きます。しかし実際には真似るだけでなく、聞こえた音をすべて織り込んで、時には喜びに満ちた自発的なメロディーを作り出しています。本能的な創造の衝動が、周囲の環境の素材へ敏感に反応し作り出す歌です。春の最初のマネシツグミですから、誰よりも早く季節の変化に反応し、その反応を周囲への贈り物として歌にしています。
春は様々な動植物たちが目覚め、にぎやかになっていく季節です。寒さによって裸にされ本質的なものだけが明らかにされた26度の冬とは違い、たくさんの要素が絡み合う複雑な環境が形成されます。
28度の破産では、自己の能力の有無のみが自己の財産に直結する「自己責任」的シンプルさではない、複雑な個人と社会との関係の中で、社会から機会を与えられる個人の姿がありました。29度ではこの複雑な社会との関わりに反応し、今度は個人の側が社会へなにかを与えようとしています。
27度で森から出ていくロマは、26度で明らかになった本質を持ってより複雑な世界へ出ていこうとしました。28度で社会からのサポートを受けたロマが、今度は社会の側へ返礼ができるような個人の能力を証明しようとしているのかもしれません。
この度数では、社会・環境の複雑な流れや変化を敏感に察知し、その反応を創造的に社会に向けた贈り物として作り変える個人の能力が示されています。
スプレッド
1.春
2.マネシツグミ
春は、環境の中の多くの生命の流れを示しています。
マネシツグミはその流れに敏感に反応し、その反応を社会への贈り物として作り変える個人の能力です。
リーディング結果
1.春:ペンタ6
2.マネシツグミ:ソード8
ペンタ6の春、環境の安価で多くの生命が行っている取引の流れ。どんなギブ・アンド・テイクが起きているのか。
ソード8のマネシツグミ。周囲で行われている取引やギブ・アンド・テイクの変化へ敏感に反応し、社会への贈り物として作り変えるガッチリ固まった論理や意見。
こういう風に世間が取引してるなら、こういう理屈が通るんじゃないですか、というロジックの贈り物。
みなさんのカード
みなさんシンクロニシティが大変賑やかになってきているようです。
28度
27度
24度
25度
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。
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