双子座21度「激昂する労働者のデモ」

このデモは、精神的なイメージやスローガン、そして支配階級の豊かさへの欲求によって喚起された、個人個人の集まりです。デモは自らの正当性を効果的に演出しており、それは社会的責任を果たそうしない財産権や私権は不当だ、という世の中に対する訴えです。

12度黒人少女や16度女性活動家は一人で戦っていましたが、ここではより大勢の人々が集団として正当性を訴えています。20度で組織化された供給ができるようになった双子座が、集団に対する強い影響力を身につけたのです。

20度でバラエティ豊かな食料を探し出し提供した結果、人々が興味を引くものとその集め方、供給の仕方がわかり、21度では集団の感情や欲求に革命的な影響を与える精神的な概念が現れています。

8度のストライキもここでのデモと似ています。しかし8度は経営層と雇用者という閉じた環境の中で行われていたもので、21度はそれがより社会的なスケールで起きていると言えます。双子座のプロセスで何度か繰り返された抑圧への反発がここでも起きていますが、これまで一番強い爆発力と集団性が発揮されています。

スプレッド

1.デモ

このカードは、集団の感情や欲求に革命的影響を与える精神的概念です。どのような考え方や思想、概念によって集団に対する影響力を持っているのかと読んでみます。

リーディング結果

1.デモ:ワンドのキング

自分の力に自信を持ち、自己の存在に尊厳を持ち、なんでも自分でやろう、できる!という姿勢によって、集団の感情や欲求に革命的影響を与える。キングは最も周囲に影響力の強いコートカードですから、このデモの集団的な影響力とも重なります。デモに参加する一人ひとりが自立した存在なのだ、という概念。

みなさんのカード

最近実感していますが、毎日一度一度サビアンを追いつつカードを引くのは、その度数のシンボルをただ知るというより、まるで体験する行為のようです。そのサインが一度一度成長するプロセスと共に自分自身も共に成長しているのでは?と感じさせてくれるワークになりました。みなさんにとってもそうであると良いのですが! 

20度

18度

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。


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