この現代的なカフェテリアには、あちこちの地域から豊かな産物が集められ、客へ提供されています。バラバラの場所、バラバラの文化にあったものの一箇所への統合です。精神的な知恵としても、物質的な食材としても、世界のあちこちから珍しいものが探し出され、このカフェテリアがまとめあげました。それは自分だけの経験として楽しむのではなく、みんなのために供給されているものです。
この度数はこれまでに発見された多種多様の知識や、豊富な資源を吸収、同化し、統合を行っています。それは全体の利益のために組織化されているものです。悪く働けば浪費にもなりますが、豊富な資源とバラエティの豊かさが実感できます。
19度古文書の元型的な知恵と知識は、時が来ると多数の具体的な支流を生み出します。20度ではそれらがまとめあげられ、陳列されているようです。あるいは古文書の価値を見出した人が「それじゃあ世界中のいろんな古文書を並べてみんなで見よう!」と取り揃えたのかもしれません。
18度中国人たちは「自分たちの文化とそれ以外の多数派の文化」という差異によって独自性を保ち、自分たちの居場所をつくりました。しかし20度では、さまざまな地域の産物は文化の差を超えて統合されています。
16度女性活動家は「感情的な主張」で自分の発見を伝達をしようとしましたが、ここでは「供給」という形で発見が伝達されています。20度では女性活動家の目的であった発見の伝達をよりスムーズな形で成し遂げたのかもしれません。
スプレッド
1.カフェテリア
このカードは、自分の特別な経験や発見、多種多様の知識、資源の豊富さを、吸収、統合し、全体の利益のために組織化し供給するものです。どうやって統合し供給するのか、なにを提供しているのか、として読み解きます。
リーディング結果
1.カフェテリア:カップのクイーン
感情的なエネルギーを豊かに育てるために、心に関する知識、資源が吸収、統合され、みんなのために組織化し供給。なんにしろ楽しそうなカフェテリアです。発見を提供する側とされる側との共感が重視されており、16度女性活動家がただ強い感情をぶつけていたのとは感情の使い方が違います。
この度数は悪く働くと「浪費」にもなりますが、貪るように脳みそを食べるゾンビの絵からは確かにそう転びかねない印象もあります。
このワークをやってきてカップのクイーンは初めて登場したかもしれません。次の蟹座の気配も感じさせます。
みなさんのカード
今日もみなさまトライありがとうございました!
19度
18度
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。
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