子供たちにとって体験や発見は新鮮です。それを誰か別の人に「あのね、こんなことがあったよ!」と話し、自分とは別の視点から見直してもらいたいものです。ここでは全ての発見が客観的な視点からチェックされます。それが妥当なものかどうかを検証する必要があるからです。一人の子供が主観的に体験・発見したことを、もう一人の子供が客観的な視点で確認します。その逆も然りです。互いに意見交換するうちに、体験や発見はどんどん明確なものになっていきます。クリーンでオープンな精神を持った議論が行われています。
14度のテレパシーで受け取った遠い場所からのメッセージは、本当に相手から発信されたものなのか、自分の錯覚なのか、検証されなければ真と言えません。もし客観的な第三者も「同じメッセージを受け取った」という体験をしていれば、自分が受け取ったメッセージも本当のものだと確かめることができます。15度では超常的な経験も普通のコミュニケーションの手段や、科学的な手順で明らかにする必要性があるのです。
「オランダ人」の象徴は、オランダで広まっている整然としたオープンな議論を連想させるため選択されたようです。15度のクリーンで開放的な精神による議論は、過去の亡霊の全て、社会環境から無意識に植え付けられた記憶や先入観、ネガティブな態度や自信のなさなどを、これまで双子座が精算し切り離してきたからこそ可能になりました。過去の偏見に縛られていないからこそ、新しい体験をオープンな精神で交換できるのです。双子座の知性がピークに達しています。
スプレッド
1.子供
2.子供
それぞれのカードはそれぞれの子供の発見したことであり、同時に相手の発見を検証する姿勢でもあります。1のカードは1の子供が主観的に発見したこと。2のカードは2の子供の主観的な発見。同時に1のカードは2の子供の発見を客観的に検証し、2のカードは1の子供の発見を検証します。
自分の発見の妥当さを検証するコミュニケーションがどのように行われているのかを示します。これは「あなたと誰かの意見交換」かもしれないし、「あなたの脳内会議」でもあるかもしれません。
リーディング結果
1.子供:世界
2.子供:ワンド10逆
世界の子供。世界の全てを発見した、という主観を持っている。全世界的視点、統合された視点を持って相手の発見を検証する。全力の姿勢でもありそう。
ワンド10逆の子供、過剰なやる気や重荷の捨て方を発見。気合でなんとかするのをやめて、負荷をいかにかけないかという視点で相手の発見を検証する。
1は全部盛りしようとするんだけど、2は「全部持ったら大変じゃない?」と過剰な部分を削るように検証しそう。2は「ムリムリ〜」と重荷を下ろしていこうとするけど、1はより全体的な視点でそれを検証。
これは自分の火星の度数でした。世界の全力感が火星っぽいですが、ワンド10逆の「根性でなんとかしようとするな」というのが風の双子座っぽい。昨日の愚者から今日は世界が出たのも印象的です。テレパシーは空っぽで、検証は全部盛り。
みなさんのカード
本日もみなさまトライありがとうございました!
双子座14度
双子座13度
牡牛座13度
牡羊座23度
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。
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