新たに開かれた土地は、まだ手つかずの場所です。開拓者は過去の経験や認識から切り離され、何が起こるかわからない土地に立ち向かいます。ここではこれまで克服してきた物質的なエネルギーや、社会や文化の経験とは、まったく別のものが待っています。目の前の新しい出来事や未来、未経験の分野に、個人として立ち向かっていくことが求められるのです。
双子座はこれまでのプロセスで、物質的なエネルギーや、文化や社会について取り組んできました。この新天地では、2度サンタクロースや4度ヒイラギとヤドリギのような、土地に伝えられてきた伝統文化もなく、5度革命的な雑誌や8度ストライキのように反発すべき社会的抑圧もありません。10度の飛行機である程度そうしたものを克服し自由にできるようになったからこそ、ここではまったく未経験のものに挑戦します。
ここからは双子座が個人の個性を確立するための個人的な闘いがはじまります。
スプレッド
1.新たに開かれた土地
2.開拓者
新たに開かれた土地は、未経験の分野を表しています。これに取り組んでいくことにより個性が確立されていきます。
開拓者は未経験の分野に対し、どのように立ち向かっているのか。どのような個人的な闘いを行っているのかを示します。
リーディング結果
1.新たに開かれた土地:正義
2.開拓者:カップナイト逆
正義の土地。新たな判断のための基準。新しいバランス感覚。これは未経験の分野なので、これまでに持っていなかった価値基準を切り開く必要性を示しています。
カップナイト逆の開拓者。感情表現を抑えることで新たな正義の大地に立ち向かう闘いをする。心の動きやその時々の感情では、揺るぎないルールを確立できない。
正義は5度革命的な雑誌としても登場しました。あのとき抑圧への反発として、ひとまず結果はどうなるかは考えずに主張したことの責任を取り始めているかのようです。カップナイトは正位置で8度ストライキの工場として。ストライキを受けた結果、方針を転換し逆位置化したように見えます。工場の上層部が改心して新たな土地を切り開こうとしている。
みなさんのカード
本日もみなさまトライありがとうございます!
10度
飛行機のスプレッドは楽しかったです。
「あえてやっていて反転させる」と読むので、そのカード的な状態に自分が陥ったとき「これは自分があえてやってて立て直せるのか〜」と思えるところに救いがありますね。例えば「自分は最近元気ない」と思っていてワンドエース逆だったら「私はあえて元気なくしてるだけで立て直せる!」と思える。
本日より、noteから引っ越してブログに書いてみることにしました。
これまでの記事はこちらからどうぞ。
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。
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