人格の最も内側の中心では、生ける神が生殖力として働きます。その中心への集中と信頼、超越的な力に自我を委ねる人は、自分を通じて神の意思を鮮明に表現できるのです。潜在能力の実現と、創造的な突然変異につながる道です。ルディアは「トランスパーソナルな道」、ジョーンズは「核生成」というキーワードを当てています。
この度数はジョーンズ版だと「自分の子供の父親である女性」です。
スプレッド
1.スピリット
2.女性
3.偉大な子宝
スピリットは、内なる神を示します。
女性はスピリットを信頼し、集中することにより、偉大な子宝を生み出します。
偉大な子宝は、創造的な突然変異です。
リーディング結果
1.スピリット:審判
2.女性:ソード10
3.偉大な子宝:ペンタ9
審判のスピリット、革命と復活の力を持つ内なる神。
ソード10の女性。このカードそのものが絶対的な信念を示し、絵もスピリットの方に顔を向けていて、そちらへ集中している様子が感じられます。
ペンタ9の子宝。社会的な理想へ向けての発展。
これはなんだか、聖母マリアの処女懐胎によってキリストが生まれ、キリスト教が世の中に広まっていた様子をそのまま示しているかのようにも見えます・・・。
タロット対応
この度数のタロット対応は、カップ6(目的)/ペンタ6(手段)。ドデカテモリーは牡牛座。
引き続きカップ6の感情・共感・感受性の相互交換が目指されます。
その手段となるのはペンタ6。どのサインでも、17度では目的と手段のカードの数字が一致します。蠍座では6が二枚。相互交流という6の働きが強調されます。こういうとき、目的と手段はマゼコゼに混じりあっていくようにも感じられます。
感情的なものと実質的なもの、その両方の相互交流を目指そうとしていく度数。
この度数に太陽を持つ人物
天文学者・SF作家 カール・セーガン
ボイジャー1号、2号に積まれた地球外知的生命に向けたゴールデンレコードの設計と鋳造に参加。地球外生命体とのファーストコンタクトを描いた映画「コンタクト」の原著者。宇宙規模の相互交流を目指そうとしていると言えるかもしれません。
アメリカ天文学会が設立した「カール・セーガン賞」、最初の受賞者はセーガン自身、というのがものすごく「自分自身のスピリットによって受精した」っぽいエピソード・・・!
みなさんのカード
本日もトライありがとうございました!
16度
お知らせ
年末年始の繁忙期準備に向け、サビアンシンボルのタロットワークのブログ記事更新は今回で一旦休止させていただきます。twitterの方ではスプレッド投稿続けますので、どうぞよろしくお願いいたします!
サビアンシンボルにタロットを使って二つのアプローチをしています。一つはサビアンのイメージからスプレッドを作り、カードを引いてリーディングしてみること。これは「その度数におけるその人の発達状態」を読み解く取り組みです。もう一つは度数に対応するカードからサビアンを考察してみることです(対応表はこちら)。
参考:サビアン研究会、Dane Rudhyar「An Astrological Mandala」、「The Astrology of Personality」、Marc Edmund Jones「The Sabian Symbol In Astrology」、アンソニー・ルイス「完全版タロット事典」