蝶は幼虫から変態を遂げた、完璧な形をしています。しかし放っておけば死と腐敗は免れません。針で刺され標本となることでその完璧な形が保存され、蝶の形の元型となり、その蝶は元型の純粋な体現者となります。コレクションには他の様々な生物の「元型の体現者」が集まっているでしょう。
12サインの前半、乙女座までは個人化のプロセスでしたが、後半は集団化のプロセスが始まります。蝶は乙女座の最後で完璧に仕上げられた個人であり、その姿はここに保存され、集団のために集められています。
スプレッド
1.コレクション
2.蝶
3.細い針
コレクションは集団化のプロセスを示します。
蝶は完璧な形です。
針はその完璧さを固定するためのものです。
横位置のカードは正逆を取りません。
リーディング結果
1.コレクション:カップ2
2.蝶:カップ6
3.細い針:ソード10逆
カップ2のコレクション、感情的交流を集合化していくプロセス。
カップ6の蝶。感情の相互交流の完璧な形。カップ2のコレクションとテーマは一緒のようです。
細い針はソード10逆、絶対的な理念や意見を捨てることで、完璧な感情交流の形が固定される。ソードが正位置だったらカップの交流を分断してしまいそうなので、それを排除するという針。また、ソード10はある絶対的な理念に基づいた自己犠牲でもあり、標本にされてしまう蝶の犠牲を示しているようにも見えます。
みなさんのカード
本日もトライありがとうございました!
乙女座30度
乙女座29度
30度
吉田さんの乙女座後半のまとめも!
https://note.com/yukiyoshida/n/na183bcd2be6c
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。
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