獅子座13度「コテージのポーチで体を揺らす老船長」

平和に過ごす老人が描かれています。老船長は静かな心の中で、遠い昔の危機と喜びの記憶を思い出しています。集合無意識の海や嵐の中で、自我意識の船を操縦し、個人の自我を維持してきた経験があります。彼は長い経験によって出来事が繰り返されると知っており、そのために新しい状況に直面したときでも、それを事前にマスターし、抑制することができます。過去の自己実現のための闘争で得た力を、新たに呼び覚ませるのです。

11度で子供たちの自発的な遊び、12度ではパーティで社交する大人たち、13度で穏やかな老人と、成長の3つの段階が描かれてきました。子供の頃のブランコは今ではロッキングチェアとなって、波のように穏やかに動くことができます。

老人は6度のような流行の移り変わりも、8度のような思想の移り変わりも、全て「繰り返される」ものだと理解し、新しいものが目の前に現れたときにもその理解の視点から見られるのです。

スプレッド

1.老船長

このカードは、自分の自己実現のための闘争を記憶の中で追体験し、新しい状況を事前にマスターする能力を示しています。

リーディング結果

1.老船長:ソード3

過去の知恵の発達と傷を追体験することによって、新しい状況に思考を巡らせることのできる能力を発揮。ソードは差異を発見しようするので、これまでの度数の世代間の分断みたいなことをいっぱい体験しました・・・みたいな。

みなさんのカード

本日もトライありがとうございます!

11度

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。


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