獅子座11度「子供たちは巨大な樫の木の枝からぶら下がったブランコで遊ぶ」

樫はヨーロッパでは「木の王者」とも呼ばれており、太陽王とも関連がある木です。この太い幹は人類の偉大な伝統を象徴しています。その幹から出ている多くの枝は、一つひとつが伝統の支流と言えます。そこからぶら下がったブランコで遊ぶ子供たちは、リズミカルに動き続けながら、興奮状態の中で活動します。葉は強すぎる太陽の光から子供たちを保護しています。

この度数では伝統に守られ、その支流の一つに支えられた、無垢な心の自発的な活動が描かれています。

獅子座はここまでに「永久不変のもの(5度の岩層や7度の星座)」と「世代によって移り変わるもの(6度の時代ごとのファッションや、8度の時代ごとの思想)」を行きつ戻りつしながら、「移り変わりながらも不変のもの(10度の朝ごとに訪れる朝露の輝き)」に到達しました。ブランコのリズミカルな動きはこの「移り変わりながらも不変のもの」の上で自発的に始まる「遊び」を示しているようです。

スプレッド

1.樫
2.枝
3.ブランコで遊ぶ子供たち

樫は偉大な伝統、枝はその支流を示します。

ブランコで遊ぶ子供たちは、樫や枝に支えられ守られながら、自発的に活動する無垢な心です。

リーディング結果

1.樫:女帝逆
2.枝:戦車
3.ブランコで遊ぶ子供たち:ペンタクル10

女帝逆の幹、枯れかかっている? もしくは創造的なものから遠ざかろうとする伝統。

枝が戦車、勢いよく伸びすぎて幹の栄養を吸い取っているようでも。ブランコの動きに連し枝ごと大きく揺れている様子も感じられます。

子供たちはペンタクル10。社会の中で守られている、だから遊ぶことができる。

みなさんのカード

本日もトライありがとうございました!

9度

10度

8度

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。


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