池が凍るほど冷え込んだ冬は、生物に寒さや暗さという制限を与えます。大抵の生き物は冬眠しているか、内向きに活動しています。しかし子供たちはそんな寒さの制限を逆に利用して、凍った池の上でスケート遊びをしています。厳しい冬は人間に鍛錬を要求しますが、子供たちは喜びの中でリズミカルに自由に動き回り、力や技術を学んでいます。寒さでじっと縮こまったり、現状に屈服するよりも、さらなる達成を目指し自分自身をダイナミックな原動力とした方が体も温まります。そうした心を持っていれば、冬の厳しさに凍結した池の氷面も、個人の能力と技能をさらに洗練するための楽しいスケートリンクにできます。
ここでは外部からの否定的な制限がある道を乗り越え、利用する姿が描かれています。危険性のある現実も発達のための基盤とし、自然から与えられる拘束や、エントロピーを超越する精神的なテクニックが示されます。
23度の若鳥では、自然と調和しつつも自発的でいられる創造性が生まれました。24度ではその自然と調和した創造性が実践的に使用されています。若鳥はまだ巣の中でしたが、ここでは巣立ってあちこちを飛び回る鳥のように子供たちがスケートをしています。
スプレッド
1.凍った池
2.子供たち
凍った池のカードは課せられる外的な制限です。乗り越え利用すべき「凍結」を示しています。
子供たちはその凍結を利用し、力と技術、リズミカルな自由を学ぶ発達しつつある心です。これは自分自身が動き回る楽しみや喜びの中で行われています。
リーディング結果
1.凍った池:女帝
2.子供たち:ペンタ6
女帝、凍った感じが全然しない・・・。これ自体が自然環境の創造性を示していると言えそうですが、課せられる制限なので、自然がどんどんなにかを生み出していく状態が子供たちにとっては制限。爆発的に増大するエントロピーで人間が圧迫されている、みたいなイメージ。植物がどんどん生い茂り人間の居住空間を占領してくる、的な。
子供たちはペンタ6。自然の圧迫されるほどの創造性を克服し、利用し、人と自分にリズミカルに自由に利益を与える技術と力を学んでいく。せっかく自然がいろいろ作ってるのをビジネスにしようぜ!というたくましい子供たち。
みなさんのカード
本日もみなさまトライありがとうございました!
21度
22度
23度
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。
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