●数日ぶりの更新です。今回のシリーズは「日課にしない」という課題を持って取り組んでみることにしました。というのは放っておくと自分はこれを必ず日課にしてしまい、他のやるべきことを圧迫するのが目に見えているからです。
サビアンシンボルのタロットワークも、実際の太陽の度数と自分が投稿する度数にズレが出てきたのでどこかで休んで調整してもいいのですが、リズムが崩れることに抵抗感があってまだいっか、という気持ちでやっています。一年365日に対しサビアンシンボルは360個なので、一日一つだとどこかでズレが出てきます。読者の方がカードを引くタイミングをその日の度数に合わせたいこともあるでしょうから、まあ早い分にはいい。
●新しい恋愛特化型スプレッドは、現在モニターさんのリーディングをしながらブラッシュアップを重ねています。3名いるのですが、お一人進めるごとに「そうかこういう情報もここから読み解けるな」とか、「こういうフォーマットで組み立てるとよさそうだな」とか、このスプレッドに対しての理解が深まってきます。かなり本気度高いやつになりそうです。
サビアンシンボルを毎日スプレッドにしているのは確実に筋トレになっていた、とこの恋愛特化のスプレッドを作ってみて思いました。サビアンのはぺろっと1枚だけのスプレッドもたくさんあるのですが、その1枚に込められる意味や意図や情報が毎度数違うので、同じ配置でもまったく違う読み解きになる。スプレッドのポジショニングに対する精度が高まっている感じ。
●ホドロフスキーが「タロットに我々の深い主観性を付与しなければならない。そのためにはタロットを携帯電話のように充電しなければならない」と言っている。一つのカードのシンボルは一つの固定した解説に収まるわけではなく、リーダーが可能な限り最も崇高な定義を付与していくことが重要だ、と。自分はこの充電の方法にはいくつかあると思っていて、どんな方法だとしてもリーダーの中でそれが説得力を強く持っていればいい。説得力とは理屈が通っている、というレベルだけではない。もちろん「理論によって充電する」もあるけど、「感情的な説得力がある」という充電とか。以前メールレターで「タロットのコスモロジー」といろいろ紹介していたのもこの充電方法の一つのつもりで、あれはタロット全体の構造的な説得力を自分で発見していくことから一枚一枚のカードに充電ができる。
●それで、最近は「カードだけでなくスプレッドにも充電が可能なのではないか」と考えています。そのスプレッドの、全体の構造と一つ一つのポジションに対してどれだけ説得力を感じられるまで充電ができるか。
スプレッドは単に、シンボルがその上に配置される構造、マップ、骨組みのようなもので、それ自体がシンボルと同じような力を持っているとは思っていませんでした。でもサビアンシンボルをスプレッド化していくことは、シンボル的なエネルギーをスプレッドに込めていく作業をしている、と言えるかもしれない。どのスプレッドが、という特定の話ではなく、「スプレッド」という概念自体の充電。
もちろん「特定のスプレッドやその中の各ポジションに対する充電」という個別的な充電もできるわけで、それを今、恋愛特化型スプレッドに対してやっている感じ。サビアンのワークは実際的な目的のためというより「シンボルを体験してみるため」という目的を持っているけれども、恋愛特化の方は非常に実際的な目的(「よい恋愛をする」)がある。サビアンの方でついた筋力をこの具体的な目的のためにゴゴゴゴと動かしている感じ。
●一方で、スプレッドとは先程言ったように構造や骨組みなので、あるシンボルをスプレッド化することはシンボルが持っている構造を整理し理解する作業でもあります。これもやっぱり「シンボルが持つ構造的な説得力を発見していく」ことにつながり、サビアンシンボル自体にも充電が行われていると言えそう。
●この「充電」とはあくまでその人の意識の中にあるタロットや、スプレッドや、シンボルが充電されるという意味です(シンボルは集合無意識の中につながっていて〜みたいな話もできるけれど)。しっかり充電されたシンボルを意識の中に持つ人は、そのシンボルを使って強力なことができるようになる。
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